通訳セミナー
近所の学区の教育委員会みたいなところが主催する通訳セミナーに行ってきた。
なんとなく。
カタギなこともやってみたいかなあっと。
朝の8時半から午後4時まで。
拷問だなあ・・と思いながらも
つらいことしたい・・・とマゾッ気出して行ってみた。
けどひとりじゃいやだからYちゃんをそそのかして一緒に。
講師は、スペイン語通訳者のアルゼンチン人。
通訳の心得みたいなもんと、実践と、教育機関ならではのノウハウを学んだ。
さすがアメリカ。
不法移民の家族もいっぱいいるわけで、
その子供たちは不法でも学校に通っているわけで、
おのずから陸続きでもぐりこむメキシコ人のしゃべるスペイン語の需要が高い。
スペイン語通訳ができると食いっぱぐれはなさそうだ。
講師はスペイン語通訳者としての武勇伝をたくさんもっていた。
学校にこないから家庭訪問したら電気もガスもないアパートにメキシコ人がおしくらまんじゅう状態でいたとか。
ギャングに属す高校生の通訳をしようとしたら脅されたとか。
通訳者を移民局の人間と思って逃げまくられたとか。
日本語通訳者にもそんな刺激的なジョブがあるのだろうか。
勉強のできがうんぬん・・といったしみったれたジョブしかなさそー。
セミナーのシメで、日本人同士で通訳のケーススタディーを実習した。
「おまえの娘は学校の聴力の検査で2回問題が発覚してるがおまえの家には保険があるのかちゃんと病院にいっているのか」
とナースが通訳を介して生徒の親に聞くという実習。
会話は勝手につくってよろしいと。
わたしは、親の役になったので「浅草あたりの江戸っ子のぶちきれオヤジ」という設定で
通訳者役の方をいじめてあげた。
「おーなんだとーうちの娘の耳がきこえねーだとー!ふざけんなーなにいちゃもんつけやがんだ!」てな調子で日本語でどなりちらしてあげました。
そんなおもしろいオヤジの通訳ならしてみたいぞ。
そんじゃまた